著 者 : 八木圭一
出版社 : 宝島社
同著者が執筆した、第12回『このミステリーがすごい』大賞受賞作「一千兆円の身代金」の2作目となり、前作と比べ、早々に犯人を匂わせる人物が登場してくるのが特徴。ネタばれになるのでこの先の内容は…。
靖國神社にドローンが落ち、犯人から犯行声明が出されます。それは、日本政府が犯人の要求に応じなければ靖國神社を爆破するものでした。前作同様、数多くの参考文献から引用し、東アジアの緊張を理解しやすい内容で描写されているため、フェクションではあるが、読者の皆さんが内容についてしっかりと考える機会になるのではないかと思います。
東アジアの緊張に少しでも興味る方には特におすすめです。