PLAY REPORT

実際に行われた趣味・遊びのレポートをお伝えいたします。

2022年05月14日

#007「バイクツーリング」

ライダーの聖地で安全祈願
山形~長井~寒河江を走る
1dayバイクツーリング

 

總宮神社

新緑シーズン到来!
ながい黒獅子の起源が伝わる「長井一の宮 總宮神社」へ

四輪も好きだけど二輪も好きなメンバーで「つくりばプロジェクト」初ツーリング!

 

 山形トヨタが大人が本気で遊び学べる場を紹介し、趣味の世界を極めるプロジェクトとして情報公開している本企画。7回目を数える今回は、心地よい風を切って走る二輪、バイクツーリングの様子をリポート。山形県長井市に週末や連休になると1日200台超えもあるというライダーたちが参拝に集まる聖地、バイク神社こと「長井一の宮 總宮神社」を目指すことに。

 

山形トヨタの先鋭ライダー集結
山形〜長井〜寒河江へ

 いつもはそれぞれの持ち場で四輪のメンテナンスや営業・広報を担当している「つくりば」メンバー6人が、今回は自身の愛車、それも二輪車を伴って集合。前夜遅くに強い風を伴った雨が降り心配された天気だったが、集合場所の「ぐっと山形」で見上げた空は、東から暗い雨雲を朝暘の透明な光が押しのけている状態。すでに駐車場や道路はほぼ乾き切っていた。
 天気も味方し「つくりばプロジェクト」へのエールを感じるツーリングのはじまり。それぞれがこの日のためにピカピカに磨いたバイクにまたがり、いざ目的地へ向けて出発だ。

集合場所「ぐっと山形」に集まったつくりばツーリングメンバー。

 

曇り空から時折覗く晴れ間を追いかけて

 今回のバイクミーティングの目的地は、長井市にある「長井一の宮・總宮神社」。通称バイク神社とも呼ばれ、週末ともなれば県内外から参拝に訪れるライダーで賑わうスポットだ。ながい黒獅子伝説ゆかりの神社であり、古来より治水を司る神として人々の信仰を集めている。總宮神社がバイク神社として人気を集める理由は黒獅子に由来するそうで、龍神が川を下る様子を表現する舞の様子からきているという。むかで獅子とも呼ばれるほど体をくねくねとうねらせながら踊るので「皆が」「足並み揃えて」「転ばない」ことが大事だそうで、バイクを運転する、またツーリングを楽しむ際の心構えにも共通することから、その験担ぎとして知られるようになり聖地化したのだそう。

 そんなバイク神社を目指す旅、つくりばライダーたちにとっても念願のツーリングとなる。山形市から国道13号を快調に南下し、上山市、南陽市へと進む。南陽市赤湯から国道113号を経由し、国道287号へ。平日のためか交通量はさほど多くないものの、GRスポーツ仕様のオープンカーが先導して6台連なるバイクが通り過ぎる様は人目を引くらしく、すれ違う対向車のドライバーから熱い視線が降り注がれる。

前夜の大雨は遠ざかったものの、走り出して15分後の空にはまだ 厚い雲が立ち込めていた。

 

長井の神霊(44ヶ村)を合祀した長井荘総鎮守「總宮神社」へ

 国道287号沿いにある「道の駅川のみなと長井」で最初の休憩を挟み、ここからは長井市内の県道253号を経由して總宮神社へ。広い参道には一の鳥居、二の鳥居、三の鳥居が並び、境内には樹齢450年を超える杉の御神木「直江杉」がそびえ立つ。これはかの直江兼続公が戦勝を記念して植樹したと伝えられ大木で、長井市の文化財に指定されている。本殿の建物は1782年(天明2)にに米沢藩藩主・上杉鷹山公の援助により竣工し、鷹山治世下に建立された建物で、三間社流れ造り銅板葺き、妻面桁や木鼻の彫り物など、總欅造りの格式高い姿で参拝者を出迎えてくれる。

南陽市赤湯地内の国道13号から国道399・国道113を進み、国道287の長井南バイパス経由で長井市内へ。

 

出発からここまでおよそ1時間。境内には広い駐車場が用意されてあり、まずはここまでの無事を記念して勢揃い。


 境内の授与所には、全国から集ったライダーたちの記念写真や、宮司の安倍さん所有のバイクなどが展示されていた。つくりばメンバーたちはそれらを少し見学したあと、いよいよ拝殿へ昇殿しご祈祷を授かる。
 宮司さんが祝詞をあげ、祈願する内容を大神様にお伝えする。静かな境内に響く儀式の音はとても厳かで、祈りを捧げるという神聖な時間にゆっくりと心身が癒されていくようだ。

境内には總宮神社の宮司さんが所有するバイクが展示されてあったり、バイカーたちが訪れた記念品なども飾ってあった。
つくりばメンバー6人が揃って拝殿へ。ツーリングの安全を祈願し、記念のお守りを授かる。


 

西置賜エリアから西村山へ
ゴールは寒河江のチェリーランドに決定

「週末になると100台ほど、連休ともなると200台ものバイカーで賑わうんですよ」と宮司さん。自身のバイク好きも相まってか、全国から訪れるバイカーの愛車のこだわりを尋ねたり、二輪談義に花が咲くなど、なんども参拝してくれるライダーが多いのだそう。
 最後に参道に停めたつくりばメンバーのバイクを1台ずつお祓いしてもらい、帰路となる国道287号へ戻ることに。

拝殿でのご祈祷が終わると、今度は1台ずつ参道で愛車バイクと一緒にお祓い。

一行がゴールに定めたのは寒河江市の「道の駅寒河江」、愛称チェリーランドだ。途中の休憩地を確認し、この日後半のツーリングへと出発。山形市から長井市まで約40km、およそ50分の道を走り、ここからさらにゴールまで約45km、1時間のコースとなる。まずは長井市の隣、白鷹町あゆ茶屋でちょっと一服。

白鷹町「あゆ茶屋」で休憩し、この後のツーリングルートを確認。

 

その後同町内で昼食休憩を挟み、足を進めた朝日町でひとり、大江町「道の駅おおえ」でさらにひとりのメンバーが現地解散。

大江町「道の駅おおえ」で休憩。そして2人のメンバーがここで現地解散。
そしてこの日、取材に使用したトヨタGRスポーツ仕様のCOPEN。

つくりばメンバーは4名でゴールを目指して国道をひた走る。午後の日差しが少し傾き始めたと感じた頃、交わる国道112号を寒河江市内へ。チェリーランドのアーチ看板をくぐって、約3時間半の1dayツーリングはゴールを迎えた。
「走り抜けたぞー」
「普段の週末を使って走るにはちょうどいい距離だね」
「俺はまだ走れそうだけどなー。いやでも少し走り足りないくらいでいいのかもね」
 そんな感想を言い合いながら、つくりばメンバーたちはここで現地解散。最後まで程よい天候に恵まれたこの日は、5市3町を駆け抜けた。つぎのツーリングではどこヘ行こうか。

国道286号から国道112号へ入り、道の駅「さがえ」でゴール。

 

 


 

  • 立ち寄りスポットデータ
    長井一の「宮總宮神社」
    山形県長井市横町14-24(總宮神社社務所)
    ☎︎0238-88-3348
    ご祈祷初穂料/神殿でのご祈祷バイク・車6,000円
    HP→https://www.sohmiya.org/hp/

 

 

 

 

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