PLAY REPORT

実際に行われた趣味・遊びのレポートをお伝えいたします。

2022年07月17日

#009「GLAMPiC」

フィールドを最大限に活用した
新しいアウトドアシーンの提案「GRAMPiC」


国道286号線沿い、山形市新山にある「GRAMPiC」で、趣味のDIYを極めるの巻。

 

ランチやカフェだけでなく、話題のグランピングが楽しめるスポット

 山形市中心部から車で山形自動車道関沢インターチェンジを目指す。べにばなトンネルへの分かれ道を通過し、滑川のせせらぎを感じながらさらに山懐へと進むと、ほどなく見えてくるロッジ風の建物。そこが今回つくりばメンバーの集結場となった『GRANPiC』だ。建物のすぐ裏手はプライベートビーチならぬプライベートマウンテンとなっており、そのおよそ3,000坪ある山の広大な敷地を使った「グランピング」が楽しめる場所として人気を集めている。「グランピング」とは、日本では2015年ごろから広がり始めたアウトドアエンターテインメントで、「グラマラス」に「キャンピング」が組み合わされて生まれた言葉だという。キャンプ用品や食材・食事などがあらかじめ用意された場所や施設に赴き、身一つでキャンプ体験ができるという気軽さがウケて、若者を中心に現在は女子会やファミミリー層まで幅広い利用者がいるという。2017年にオープンした『GRANPiC』では、ボリューミーサンドイッチやスキレットカレーなどを提供するカフェ&バーながら、グランピング利用者用にテントやBBQ、ドラム缶風呂、ゲストハウスも完備。1日1組限定、一山貸切でのアウトドア遊びが叶うのだ。



ビギナーも安心、インストラクター付きのDIY体験
つくりばメンバー4人+2人でチャレンジ

 そんな『GRANPiC』で体験できるアウトドアコンテンツのなかのひとつにDIYによるワークショップがある。じつはこの『GRANPiC』の建物、カフェスペースやグランピングエリア、ゲストハウスまですべてオーナーがセルフビルドで作り上げた建物。そのオーナーのスキルを活かして、フォトフレームやカッティングボードなどの木工品をつくるワークショップを開いているのだ。そこで、今回のつくりばプロジェクトリポートは、DIYにチャレンジ。インストラクター指導・引率のもと、ビギナーでも安心に取り組めるワークショップだ。

今日のお題はDIY。工具を持っていざチャレンジ。
マルチ小物立てを作る材料と道具。写真中央にあるのがオーナーでDIYインストラクターの芳賀さんが作った見本。


 集まったプロジェクトメンバーは6人。ほとんどのメンバーがDIY初心者とのことだったが、そこは自動車ディーラー所属の面々。男子力?が試される〝ものづくり〟に腕が鳴る様子。
「ジグソー使うの面白そう」「糸のこは得意」とやる気十分だ。
 作業はカフェ隣接のDIY工房にて。最初にお題であるマルチ小物立ての材料を確認する。続けて作業の工程や使う道具などについて、DIYインストラクターの芳賀潮音さんから指導を受ける。芳賀さんは現在『GRANPiC』の運営に加え、建築現場での監督経験と技術を生かしたDIYやリノベーション事業も手がけているスペシャリストなのだ。

GRANPiCのオーナーでDIYインストラクターも務める芳賀さん。店舗は奥様と二人三脚で運営している。


 完成までの流れを予習したらさっそく木取り図に合わせてパーツごとに板をカットしていく。メンバーは工具慣れしていることもあってか、誰ひとり躊躇することなく作業に取り掛かる。パーツの切り出しが済んだらペンを立てる部分やネジ込む場所にはドリルで穴を開け、木工ボンドで仮止め。ボンドがある程度乾いたら順に組立てていく。

 


メンバー6人6様の表情がある、
世界にひとつ、オンリーワンのマルチ小物立てが完成。

 「設計図通りでなくても、自分の好きなようにアレンジするのもアリですよ」と芳賀さん。すると「じゃペンを3本立てられるようにしようかな」「腕時計は使わないからここは削らなくてもいいな」と、それぞれが自分好みの仕上がりを目指しはじめる。仕上げのヤスリがけでは木肌の感触を確かめながら、丁寧に磨きをかけいていく。
「ヤスリがけはとくに性格が表れますよね」と芳賀さん。板金を担当するメンバーが板の角を愛でるようにヤスリがけしている様子を見て、並々ならぬ職人魂を感じたよう。完成してみればそれぞれの個性が現れるオンリーワンの小物立てが6つ完成していた。
 このマルチ小物立ては、スマホやペン、メモ帳が置けるほか、腕時計やメガネ、ペンも収納できる仕様になっており、オフィスのデスク上で活躍してくれるのはもちろん、ベットサイドやドレッサーなどに置いて小物をまとめる際も便利に使えそう。アイデア次第でいろんな用途に役に立ちそうだ。メンバーからは
「自宅で1から道具を揃えるとなるとハードルが高いが、材料も木取り図も揃えてあって楽しく作業できた」「小型の木工品を作る際も意外と木屑が散らかるので工房の存在は大きい。仲間と比べ合いながら自分流にアレンジできて満足」との声が。



親子で、友人またはカップルで。
過ごした時間の思い出を自分たちの手でカタチに。

 「グランピングやキャンプ、BBQだけでももちろん楽しいんですが、それだけじゃないアウトドアの遊びとしてDIYでのワークショップを提案しています」と芳賀さん。子どもとお父さんの組み合わせで、ちょっとした簡単なものでも一緒に作る喜びは格別。共同作業をすることで新たな顔を知ることになるなど、気持ちの距離が深まることもあるだろう。
 親子で、または友人やカップルでの共同作業にもおすすめ。チャレンジ希望のかたは事前予約を。

マルチ小物立ては作業開始から完成までおよそ2時間。「つくりば」と「GR Garage」のロゴを刻印してもらったメンバーも。

 

 



  • 店舗データ
    合同会社GLAMPiC
    山形県山形市新山514−1
    LINE ID:@urb2316y
  • 営業日

    CAFE営業日/月曜・土曜・日曜・祝日
    1〜4、11・12月/11:00〜16:00
    5〜10月/11:00〜18:00
    CAFE営業日/全日18:00〜23:00(要予約)
    DOG SPACE営業日/4〜10月

    グランピング/5〜11月(要予約)
    ゲストハウス/通年(要予約)

    インスタ→grampic286
    HP→https://glampic.net

  • 地図

 

 

 

 

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