この記事は 大野目店 が取材しました。
〒990-0001 山形市穂積80-1
電話番号:023-632-5611
https://ytj.jp/yorimichi/shop/250
2025年4月11日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
今回の【名店セレクション】は、山形市長町にある和洋菓子店『かたかご』さんをご紹介します。ご自宅の敷地内に建てられた小さくて温かな雰囲気のお店ですが、開店から閉店まで客足の絶えない超人気店です。
注目は、なんと厚さ4センチもある「生クリームどらやき」。ショーケースには種類豊富などら焼きがずらりと並び、どれにしようか本当に迷ってしまいます。
取材中も、1個だけ買っていかれる方や、手土産に箱でまとめて買っていかれる営業の方、順番が待ちきれない様子の小さなお子さん連れのお母さんなど、次々とお客様が来店されていました。
それでは、話題のどら焼きについて、片山さんご夫妻にお話を伺いながら、じっくりご紹介していきたいと思います。
■職人の道を歩んで
もともと、ご主人のご実家も和洋菓子屋さん。お父さまのご縁もあり、山形市小姓町の老舗『菓遊専心 戸田屋正道』さんで菓子職人としてのキャリアをスタートされました。そこから約11年間、腕を磨き続け、2022年に念願のお店『かたかご』を開店されました。片山さんは、これまでの努力が実を結び、国家検定の「和菓子製造一級技能士」の資格を取得するに至っています。
オープン当初は、どら焼きの他にプリンや羊羹、上生菓子、きんつばなど、和と洋を織り交ぜたラインナップでしたが、現在では8割がどら焼きという人気ぶりです。
■驚きの厚さ!そのワケは
袋に入っていると気づきにくいかもしれませんが、「生クリームどらやき」は作りたての状態で厚さ約4センチもあります。時間が経つと挟んだ生クリームが少し沈んでしまいますが、それでもなお、この圧倒的な厚さはインパクト大です。
なぜこんなに厚くなったのか伺うと、「生クリームはたっぷりの方が喜ばれると思って、少しずつ増やしていたらこうなっちゃいました」と片山さん。さらに、「もう減らせないです」と、少し照れながら教えてくださいました。そのこだわりがSNSで話題となり、テレビや新聞でも紹介されるように。
ちなみに、買ってすぐお店前のベンチや車の中で頬張る方も多いそうですが、生クリームがはみ出ますのでご注意を。常連さんの中には「それも知ってて食べるのが楽しんでます!」という方も(笑)。私はおうちでナイフとフォークでいただきました。どんなスタイルでいただいても、美味しさは変わりませんね。
■毎日がワクワクのラインナップ!
「生クリームどらやき」の魅力は、種類の豊富さにもあります。取材時には12種類が並んでおり、「生クリームどらやき」「コーヒークリーム」「ラムレーズン」「レモンチーズ」「抹茶チーズ」「モンブラン」「粒あん」などがいつでも並んでいる定番商品です。
それ以外にも、季節ごとの素材を使ったものや、片山さんのひらめきから生まれる創作どら焼きも登場します。訪れるたびに新しい出会いがあるのも、『かたかご』さんの楽しみのひとつです。最新情報はインスタでも発信しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
あんこ入りが基本ですが、「生クリームどらやき」はあんこと生クリームを混ぜずに、下にあんこが敷かれたタイプ。あんこなしのものには、タグに「※あんこなし」と明記されているので、そちらを参考に選んでみてください。
初めての方には、やっぱり定番の「生クリームどらやき」がおすすめ。女性人気の高い「塩キャラメルバター」は、バタークリームタイプ。その他「抹茶チーズ」や「モンブラン」も人気とのことです。
■手間を惜しまない、やさしい味わい
『かたかご』さんのどら焼きに使われているあんこは、北海道産小豆を使って一から手づくりされています。砂糖や塩に加えて、麦芽水飴を使うことで、まろやかで優しい甘さに仕上げているそうです。
そして、どら焼きの皮もすべて手焼き。なるべく添加物を使わず、1枚ずつ鉄板で丁寧に焼いているとのこと。多い日は1日に800枚以上も焼くそうで、週末には深夜から6時間、ずっと焼き続けていることもあるそうです。こうした丁寧な仕事が、味の確かさにつながっているのですね。
■実はプリンも人気です
実は、プリンも密かな人気商品。『戸田屋正道』さんで修行されていた頃に考案したレシピがベースになっています。
「和三盆プリン」は、香川県産の和三盆糖を使った上品な甘さが特長で、とろっとしたなめらか食感。「抹茶プリン」は、ゼラチンを使ったしっかりめの食感が特長です。まったく違う口当たりなので、食べ比べて楽しむのもおすすめですよ。
■数量限定、早い者勝ちです
『かたかご』さんでは、1日に約300個のどら焼きを作っています。週末にはさらに増産していますが、それでもお昼前には売り切れてしまうことも少なくないそうです。「たくさんご購入される方は、ご予約いただけると助かります」とのこと。なお、生クリーム入りのため発送は行っていません。
インスタグラムにアップされるどら焼きの写真を見るだけでもワクワクしますよね。「今日は買いに行けない日だけど…」と分かっていても、「あ、新作出た!」なんて見つけると急にソワソワしてしまいます。
これからも、私たちを驚かせてくれるどら焼き、楽しみにしています。片山さんご夫妻、本日はお忙しいなかありがとうございました。
MENU
(※内容は2025年3月現在)
どらやき(商品内容はその日により変わります)
・どらやき(粒あん) 220円
自家製あんこ本来の美味しさを楽しむことができます
・栗どらやき 300円
粒あんと栗がごろっと一つ入っています
・生クリームどらやき 300円
粒あんとたっぷり生クリーム。まずはこの一品
・塩キャラメルバターどらやき 360円
女性に大人気。ほのかな塩味がバタークリームの甘さを引き立てます
・コーヒークリームどらやき 330円
ちょっと苦めのコーヒークリーム
・こしあんチーズクリームどらやき 320円
こしあんとチーズクリームを合わせたクリーム
・抹茶チーズクリームどらやき 380円
京都宇治産の抹茶を使った抹茶クリーム+チーズクリーム
・ラムレーズンどらやき 340円
ラムレーズンを入れたチーズ生クリームと粒あん
・レモンチーズクリームどらやき 340円
レモン汁を入れたチーズクリーム
・チョコチップ入チョコクリームどらやき 420円
スイス産カルマチョコを使用チョコクリームにチョコチップをのせています。あんこ無し
・いちご生クリームどらやき 480円
粒あんとたっぷり生クリームにスライスしたいちごを挟みました
・モンブランどらやき 630円 他
茨城県産の栗ペーストを贅沢に絞ったモンブラン
プリン
・和三盆プリン 380円
香川県産の和三盆を使用。とろっと柔らかいプリンです
・抹茶プリン 350円
しっかり抹茶の風味が楽しめます
お店へのアクセス
菓久礼庵 かたかご
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〒990-0001 山形市穂積80-1
電話番号:023-632-5611
https://ytj.jp/yorimichi/shop/250
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