この記事は 新庄店 が取材しました。
〒996-0041 新庄市大字鳥越3821
電話番号:0233-22-6877
https://ytj.jp/yorimichi/shop/240
2025年6月6日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
戸沢のぼたもち 店長の樋渡さん(右)と、柿﨑さん(左)
みんな、通るたびに気になっていたお店です
今回の【名店セレクション】は、戸沢村役場のすぐ近くにあるぼたもち専門店『戸沢のぼたもち』さんをご紹介します。
新庄から酒田へ向かう国道47号線沿いにあって、「お店の看板、見たことある!」という方も多いのではないでしょうか?
「前から気になってたんです」「いつか寄りたいと思ってたけど、まだ入ったことがなくて…」そんな声もよく聞きます。
今回は、そんなみなさんの代わりに、しっかりお話を伺ってきました。
お話してくださるのは、店主の樋渡さんです。どうぞよろしくお願いします!
戸沢村のおしいお米と水
お店がオープンしたのは2011年。はじまりのきっかけは、山形市の老舗和菓子店『榮玉堂』さんの社長さんからのひとこと。
「戸沢村はお米も水もおいしいから、ぼたもちを作ってみたら?」と勧められたことにあります。
しかも、味は「あんこ・ゴマ・きなこ」の3種類のみ。種類を増やさずに、この3つでしっかり勝負する。
その約束は、今もずっと変わらず守られています。
ぼたもち、おはぎ、どっちも正解
“ぼたもち”は昔からある和菓子で、炊いたもち米やうるち米を軽くつぶして、あんこなどで包んだもの。春に咲く「牡丹」の花にちなんで、その名前がついています。
ちなみに、秋になると「萩」にちなんで“おはぎ”と呼ばれますが、基本的には同じもの。山形では季節を問わず“ぼたもち”って呼ぶことが多いようです。
いつでも出来たてのぼたもちを提供しています
『戸沢のぼたもち』さんでは、戸沢村産のもち米を100%使用。
炊きたてのもち米は、つぶさずにそのまま手でぎゅっと握ってひとつひとつ丁寧に形を作っています。
戸沢のもち米は、炊くと白くてつやつや。その持ち味を生かしながら、優しいもちもち感が出るように炊き方にも工夫がされています。
そして、一日に何度も何度も炊いているので、いつでも出来たてのぼたもちを提供することができています。
これも人気の理由のひとつになっています。
優しい甘さでボリュームもたっぷり
あんこは、本店である『榮玉堂』さんのあんこを使用しています。しっかり甘さがあるのに、後味はすっきり。重たくないので、何個でもいけそうです。
ゴマは、全国から国産のごまを取り寄せ、その中から厳選しました。樋渡さん曰く「砂糖と塩をバランスよく混ぜるのはとても難しくて、大変なんです!」と笑顔。パクっと食べるのは一瞬だけど、作るのは簡単ではないんですね。
きなこは長井産。こちらもお店で調合していて、甘さ控えめに仕上がっています。
どのぼたもちにも、あんこ、ゴマ、きなこがたっぷりかかっていているので、食べごたえがあります。
きっかけはテレビ番組
『戸沢のぼたもち』さんの名前が一気に広まったのは、オープンから3カ月後。テレビ東京の旅番組『いい旅・夢気分』で紹介されたのがきっかけでした。レポーターは草刈正雄さんと勝野洋さん。古口駅から最上川の舟下りまでの途中にある立ち寄りスポットとして登場しました。
放送されたのは2011年11月。その直後から、地元の方だけでなく、宮城・秋田・新潟と県外からもたくさんのお客さんが来るようになったそうです。
でも、テレビの人気だけじゃない本物の味
テレビで紹介された反響もあったかもしれませんが、『戸沢のぼたもち』さんが本当にすごいのは、それから14年経った今でも変わらず人気なところ。それはきっと、毎日美味しいぼたもちを作り続けてきたからだと思います。
取材中も、次から次へとお客さんが来ていて、県外ナンバーの車もたくさん。でも、近所のおじいちゃんがまとめて買っていく様子を見て、「地元の人にも本当に愛されてるお店なんだなあ」と実感しました。
これからも、変わらぬ味を届けてくださいね。樋渡さん、今日は本当にありがとうございました!
MENU
(内容は2025年4月現在)
ぼたもち
お店へのアクセス
戸沢のぼたもち
![]() | ![]() |
〒996-0041 新庄市大字鳥越3821
電話番号:0233-22-6877
https://ytj.jp/yorimichi/shop/240
人気記事をランキング形式でお届け♪