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山形♥名店セレクション YAMAGATA SHOP SELECTION
名店♥セレクションって?
山形の隠れた名店やおすすめスポットを紹介する名店♥セレクション。
山形トヨタスタッフが、女性やママの視点から選んだ山形の名店をご紹介します。
お家の近くやいつものあの道にも、実は隠れた名店があるかもしれません。

懐かしさが滲むラーメンも、みんな大好きチキンライスもある!
古き良き昭和の時代を思わせる、上山市の老舗食堂♪

山形トヨタ自動車 本社 川又

普段山形市の本社に勤務している私は、なかなか上山市とのご縁がなく。しかし同僚から八千代食堂さんのお話、特にラーメンのことを聞いていたので、いったいどんな味なのかを楽しみにしてきました。美味しさの秘密を伺いたいと思います。

子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで、家族みんなで食事ができる♪
毎日でも通いたくなる、温かな雰囲気が何よりも魅力です!!

 

今回の【名店セレクション】では、上山市の「八千代食堂」さんにお邪魔しました。
上山市総合子どもセンター「めんごりあ」から徒歩2分の場所にあるこちらは、実に半世紀以上の時を、親子3代に渡ってお店の味を守られてきた食堂です。平日は近所の常連客をはじめ、サラリーマンで混雑し、週末はご家族連れや観光客の方で賑わうそうで、同市の人気店のひとつになっているようです。今回取材を担当していただいたのは、3代目の奥様・高橋南さん。嫁いでくる以前は別の職場で働かれていましたが、今はこの食堂の若女将として、日々素敵な笑顔でお店のホールに立たれています。

まずお店のことを伺うと、昭和38年に南さんの義理のお爺様が創業されたということでした。当時はラーメンやそばが数種類しかなかったそうですが、高度経済成長期の機運に乗り大いに繁盛されたようです。お父様がお店を引き継いでからは、お客さんからのリクエストをはじめ、美味しいものを見つけたら店のメニューに加えるというスタンスで、どんどん提供する料理が増えていったそうです。現在はというと、ラーメンなど麺類をはじめ丼物、定食などがざっと50種以上。中にはチキンライスやオムライスなど、どこか懐かしさを感じる料理もありました。こだわっているものはという問いについては、「強いて言えばコレかな」と、お父様が答えてくれたのは自家製麺でした。




お店で提供しているラーメンは、創業以来ずっと自家製麺を使用されているようで、お父様の代でも試行錯誤を繰り返し、数種の小麦をブレンドした末、10年前にやっとのことで現在の麺が完成したそうです。食感や喉越し、色艶などにこだわったそれは、とても力強い細縮れ。鶏ガラや昆布、煮干しなどを丁寧に炊いたスープは、表面のあぶらがキラキラと輝いて透明感に溢れ、これは美味しくないわけがないと直感させてくれるものでした。お父様はラーメン、カツ丼、中華丼など、どの料理にも愛を持っているようでしたが、満面の笑みで自家製麺を見せてくれた時の笑顔を、私は見逃しませんでした。本人は気づいてないかも知れませんが、きっとラーメンを一番食べてもらいたいのではないでしょうか。

目の前で茹で上げてくれた自家製麺を丼に移し、食べてみてよと提供されたラーメン。実食すれば、細く縮れた麺が金色のスープをぐんぐんと持ち上げ、心地よく口に入ってきました。また、咀嚼後に鼻を抜けるにぼしの香りが、いつかどこかで食べたような懐かしさを感じさせてくれます。透明感があるのに味のインパクトがあるスープは癖になり、あとひと口、もうひと口と、飲み干してしまいそうになるほど。基本のラーメンが美味しいお店は、どれを食べてもハズレが無いと思っているのですが、それだけに他の料理への興味も抱かせてくれる一杯でした。ラーメンにミニサイズのチャーハンとカレー、天丼のいずれかがつくお得なセットもあるようで、次回は是非それを試してみたいと思います。

 

南さんは嫁いでからの2年ほどは、子育てに集中してお店には立たない時期があったそうです。それだけに子育て中のお客様には優しいお店づくりを心がけているようで、フローリングのお座敷席には子供用の椅子が用意され、子連れでも安心して食事が楽しめるようにされていました。また、上山市街地に住む同僚からは、子どもが小さい時は外食にもなかなか出ることができず、出前をしてくれる八千代さんには助けられたという話を耳にしたことがあります。個人店では出前というサービス自体がどんどん減っているなか、令和の時代も近隣へ出前してくれるお店は希少だと言えますよね。確かに小さいお子さんがいるなら、どんなに心強いことかと感じたところです。

 

現在は義理の両親と旦那様と、4人でお店を切り盛りされている南さん。現在はお父様がひとりでやっている製麺も、いつかは旦那様に引き継がれ、またその先は南さんのお子さんが引き継ついでいくのかも知れません。今回の取材で感じたのは、家族経営だからこその温かな雰囲気。初来店なのに常連になれたような、なんとも言えない心地よさを感じました。赤ちゃん連れや親子、老夫婦やサラリーマン。八千代食堂さんには日々多くのお客様が、美味しい食事をしに来られるのだろうと思いますが、その一人ひとりのお腹だけでなく、きっと心も満たしてくれているのだと感じました。皆さんも上山市においでの際は、ぜひ八千代食堂さんにお立ち寄りください。

 

MENU
(価格は2023年3月現在のものです)

 

 

オムライス 950

甘めのチキンライスを、たまごで優しく包んだオムライス。たまごは半熟派もいらっしゃいますが、この固めのたまごで包んでこそ昭和の王道洋食です。

 

野菜いため(単品) 650

豚肉とキャベツ、もやしに人参、キクラゲなど、五目以上の具材を超高熱で調理する野菜いためは、ファンが多いひと品。ビールとの相性が最強です。

 

かつ丼 900

揚げたてのカツを、初代から伝わる丼タレとたまごでとじたかつ丼は、お子様からご年配の方までリピーターが多いといいます。

 

焼きそば 800

自家製麺を使用した焼きそばは、具沢山で量も◎。強火で炒めたソースの香ばしさはもちろん、麺自体の小麦の香りが感じられます。

お店へのアクセス

八千代食堂(やちよしょくどう)

店舗情報

八千代食堂
023-672-0346
上山市二日町9-15
11:15~14:30
17:00~19:00
毎週月曜日はお昼で終了
定休日:毎週火曜日


  • 駐車場
  • イートイン
店舗外観
本社

この記事は 本社 が取材しました。

〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911

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