この記事は 本社 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
2024年5月1日 記事公開
山形トヨタ 本社 小関
チャオさんに以前お伺いした時に飲んだコーヒーの味わいに感動し、今回取材を申し込ませていただきました。どんなこだわりがあり、どんな味わいを求められているのか、とても興味深いです。お店にディスプレーされているスーパーカーについても、車を扱う者としてお話を伺いたいです。
今回の【名店セレクション】は、山形市の自家焙煎珈琲のお店チャオさんを取材しました。山形大学医学部附属病院に近い、住宅地と商業施設が連なるエリアにたたずむこちらのお店は、朝9時のモーニング帯から夜までオープンし、地域の方に親しまれるお店。圧倒されるのは、店舗奥にディスプレーされたスーパーカーで、車を愛する会社で働く私としては、前々から気になっていたお店でした。以前、吸い込まれるように入店し、飲んだコーヒーの味が忘れられなくて…。本日は、念願叶っての取材となります。
チャオさんがオープンしたのは2005年と、実に20年も前のこと。開店当初はお気に入りの焙煎所の豆を使用していたそうですが、いつしかオーナー・柏倉さんのこだわりが勝り、自家焙煎に切り替えられました。また、当時珍しかった自家製ジェラートと二本柱にすることで、徐々にお客様が増えていったそうです。オーナーいわく、お店をオープンするのは簡単ですが、長年続けるには困難がつきまとうもの。これだけの年月を続けてこられたのは、コーヒーへのひとしおのこだわりがあったからなのです。
ブレンドコーヒーは喫茶店で一番安い飲み物だけど、私が提供するブレンドは、ストレートコーヒーよりよっぽど手間をかけているのです」。試行錯誤して配合されたそれは、一杯分毎に小分けされ、オーダー毎に挽きたてで提供されます。小分けにすることで味のぶれを軽減し、毎回挽くことで豆本来の新鮮な味わいが楽しめます。また、試行錯誤してブラック用、加糖用、エスプレッソ用とそれぞれに配合を変えているとのことで、その探究心には頭が下がる思いです。いずれも試飲させていただきましたが、確かにそれぞれに異なる味わい。ちなみにオーナーは、加糖してミルクを入れるタイプがお好きなようです。
これからの暑い季節におすすめと提供されたカフェフレッドシェケラートは、私にとって未体験の味わいでした。エスプレッソをベースに、カクテルさながら、ブロックアイスとシェイクして作られるそれは、アイスコーヒーともひと味もふた味も違った満足感に溢れるものでした。ほろ苦さと香ばしさ、そして澄んだ甘みはまさに甘露な味わいで、濃厚なミルクのジェラートとともにいただきましたが、この組み合わせは私の夏の定番として確定しました。そして以前イタリア旅行に行った際に、この飲み物と出会いたかったと思うのでした。
珈琲の好みは十人十色で、全員がおいしいと思うものはないかも知れないと話すオーナー。ブラック派が多い山形にも、砂糖を加えてコーヒーを飲む文化が根付いてくれれば嬉しいと続けます。聞けばイタリアをはじめヨーロッパでは、コーヒーに砂糖は不可欠。エスプレッソも加糖した方が、豆の味が分かるというような文化が広まっているようです。
何はともあれ、自家焙煎にとことんこだわるオーナー。勉強のためにおいしい珈琲店の噂を耳にすると、県内外問わず必ず視察に行くとのこと。それでもやはり自分が提供するコーヒーが、ご自身にとっては一番の好みなのだと話します。思うにコーヒーってワインやお酒と同じで非常に繊細な飲み物。その上で、自分史上最高の珈琲を提供していると自負されていることに、とても魅力を感じました。個人の意見としてはマスターが淹れるコーヒーは、私にとっても最高の味わいです。皆さんも自分の好みの一杯を探しに、お店巡りをされてはいかがでしょうか。
MENU
※2024年4月現在の料金です
ジェラート
シングル300円、ダブル500円、トリプル700円
リッチな味わいのミルクをはじめ、ラムレーズンやリンゴ、抹茶、モモなど、常時10種類ほどのフレーバーが揃う。口溶けが良く、上品な甘さを楽しめます。
エスプレッソをベースに、まるでカクテルのようにブロックアイスとシェイクして提供されるシェケラート。ほろ苦く、甘く、香ばしい澄み切った味わいが楽しめます。
エスプレッソ
450円
砂糖を加えることで、濃厚なコクが楽しめるエスプレッソ。マスターのこだわりで、安価に抑えたドリンクの価格もチャオさんの魅力のひとつです。
お店へのアクセス
自家焙煎珈琲&ジェラート チャオ
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
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