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名店♥セレクションって？

山形の隠れた名店やおすすめスポットを紹介する名店♥セレクション。
山形トヨタスタッフが、女性やママの視点から選んだ山形の名店をご紹介します。
お家の近くやいつものあの道にも、実は隠れた名店があるかもしれません。

酒田港を望む海鮮食堂の新名所
「オーナーが釣りすぎちゃって、冷蔵庫が悲鳴を上げてます！」

2024年11月29日記事掲載
（情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。）

スタッフの皆さん

お話を伺ったのは、店長の伊藤さんです（写真中央）

新鮮なネタだから美味しいのは当たり前
でもね、元居酒屋の女将と若い料理長が作る小鉢と味噌汁もほんと絶品なんです！

今回の【名店セレクション】では、酒田港に新しくオープンした海鮮料理店『漁師飯番屋』さんをご紹介します。2023年7月に開店したこのお店のオーナーは漁船関連の会社を経営しており、自ら遊漁船を操縦して漁にも出ています。お店からは酒田港を一望でき、タイミングが合えばオーナーの遊漁船が港を行き交う姿も見られるとか。それでは、店長の伊藤さんにお話を伺ってみましょう！

『漁師飯番屋』さんの最大の特徴は、何といってもオーナー自ら釣り上げた新鮮な魚を料理として提供していることです。毎日漁に出るわけではありませんが、「オーナーは釣りがとても上手で、行けば必ず大量に釣ってきます」と店長の伊藤さんがにっこり。オープン当初から冷蔵庫と冷凍庫の数が倍以上に増えたそうです。魚が届くたびに、スタッフ総出で捌き作業がスタート。その魚は、その日のうちか翌日の料理として提供されます。

もちろん、すべての魚がオーナーの釣果ではなく、市場から仕入れる魚もありますが、「どれも獲れたてなので鮮度抜群です」と伊藤さんは自信をもって語ります。

メニューは大きく分けて丼物と定食の2種類。どちらにも小鉢とお味噌汁が付いています。丼物で一番人気は、写真の「特選丼」。ほどよい酢飯の上に、マグロ、サーモン、イカなど旬のネタが約10種類も贅沢にのっています。見た目も鮮やかで、まさに“酒田港の宝石箱”といった一品です。ほかにも「サーモン・イクラ丼」や「イカ納豆丼」など、バラエティ豊かなラインナップから選ぶことができます。

定食メニューは、お刺身、焼き魚、煮魚、天ぷらと種類も豊富。中でも人気なのが写真の「銀タラ定食」です。銀ダラの旬は秋から春ですが、保存技術の進歩で一年中おいしく味わうことができます。クセのない白身ながら脂がのっていて、煮ても柔らかくて食べやすい。西京焼きも人気で、これもオーナーが釣上げた大きなサワラ。また、ぜひ試していただきたいのが日替わりのお味噌汁。この日は「川蟹の味噌汁」でしたが、一口飲むとその美味しさに感動！絶品でした。

週末には家族連れでの来店が多く、小さなお子さまがいる場合は定食のご飯を大盛りにしたり、単品で「フライ盛り合わせ」を注文される方が多いそうです。銀タラや天ぷらなどの単品メニューが充実しているので、家族みんなでシェアしながら楽しめます。

「まかない的な、丼物や定食以外に何かメニューがあったほうがいいのでは」と意見があり誕生したのが「漁師カレー」。オーナーが飛島出身ということもあり、島で昔から食べられてきたカレーを復刻。カレーの中にはイカやエビ、ホタテなど魚介類がたくさん入っています。真ん中にのっているのは大きな「ごど芋」、飛島産のジャガイモです。食べ応えありますよ。ちょっと辛めです。

庄内浜で獲れる魚介と同じように、『漁師飯番屋』さんのメニューも季節ごとに変わります。取材に訪れた10月には、「ワラサの漬け丼」や「サワラの西京焼き定食」がありました。また、6月や7月にはオーナーが釣ったマグロを使った「生マグロ丼」や「生マグロの刺身定食」が登場するそうです。「とろけるような美味しさなので、ぜひ食べに来てください。インスタで告知します！」と伊藤さんからメッセージ。