この記事は 天童店 が取材しました。
〒994-0016 天童市東久野本3-3-45
電話番号:023-654-1911
https://ytj.jp/yorimichi/shop/244
2024年11月26日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
今回の【名店セレクション】は、河北町にある喫茶店「リトルハウス」さんを取材しました。取材に応じてくれたオーナーの高橋さんのご両親が同店を開いたのは昭和59年のこと。それから40年の間、代は変わっても当時とほぼ変わらないメニューを提供されています。道路拡張に伴い、2年前に店舗を移動されましたが、テーマカラーのスカイブルーは健在。朝9時の開店とともに常連の方が訪れ日々のあれこれを話す、創業以来変わらない地域の社交場のような空間になっています。「はじめに母が起業し、父も合流。ほぼ家にいない両親の働きぶりを、間近で感じていました」。時は高度経済成長期まっただ中。同店はフランチャイズも含め、県内外に5店舗ほどの店を構えていた時もあったと高橋さんは話します。
以前の店舗はボディーソニックが床下に仕込まれていて、今では懐かしいジュークボックスを音源とした歌謡曲が、店内全体を満たしていたそうです。昭和の時代、それに憧れを抱いた当時の若者たちは、仲間たちと、また恋人同士でこの店を訪れていたのだそうです。両親は常にいなかったものの、幼き日の高橋さんの夢は“大人になったら、リトルハウスで働くこと”だったと言います。調理の専門学校に進まれた後に、紆余曲折を経て同店に入り、昨年からは代表として、リトルハウスを切り盛りされています。
メニュー表に並ぶのは、スパゲティにドリア、ハンバーグなど創業以来ほとんど変えていない料理たち。そのレシピも当時のままで、令和の時代となれば懐かしくも新しい味わいに出会えます。中でも「エビドリアとナポリタンセット(1400円)」は一番人気。時代を思わせる味わいとボリュームたっぷりの洋食たちが、類稀なる満足感を与えてくれます。一人でペロリと完食されるおじいちゃん、おばあちゃんも多いと言いますが、この大人のお子様ランチ的な組み合わせにはきっと誰もが沼ってしまいます。
また、お店で提供されるスイーツも人気で、特に注文が多いのは「チョコパフェ(780円)」。グラスの底までアイスがぎっしりで、バニラとチョコレートのアイス、そして生クリームで贅沢に作られています。
お店にはお一人で来店される女性の方も多く、穏やかな雰囲気ですが、たまに訪れるツーリング中のバイカーですらパフェを頼む事も。
一昨年、体調を崩し入院したと言う高橋さん。入院中に食の大切さを知り、退院後は体に良いものを提供したいと思ったそうです。試行錯誤した結果、現在では自然由来の甘味やナッツ、オートミールなどを使用した「手作りグラノーラ」の販売を始めています。スイーツのトッピングとして使用するほか、身体に良いからと買い求める方も多いと言います。いつも常連さんや、その昭和レトロな味わいやビジュアルを求める若者たちで賑わっていますが、子育て中の方には嬉しいオムツ替え用のスペースが準備されているそうなので、河北町を訪れの際はぜひご利用ください。
MENU
(※内容は2024年11月現在)
じっくり煮込んだ特製デミグラスソースが、固めのたまご生地をまとったオムライスに馴染みます。喫茶店定番の味と、人気を博しています。
やや固めの自家製プリンを、贅沢にフルーツやアイスをあしらいました。山頂にあるチェリーとともに、昭和を代表するスイーツです。
パスタ麺に、自家製トマトソースと昔懐かしいケチャップソースを使用したナポリタンは、昭和から令和に時代が移ろうとも、根強いファンがいるひと皿です。
海の幸をふんだんに使用した、スープパスタのようなペスカトーレ。
生クリームとチーズのコクで、女性からお子様までラブコールが止まらないひと品。
カラフルな7色のクリームソーダ。お好きな色をお選び下さい。
ザクザク食感のグラノーラとバニラアイス。メープルシロップとの相性も抜群です!
お店へのアクセス
リトルハウス
〒994-0016 天童市東久野本3-3-45
電話番号:023-654-1911
https://ytj.jp/yorimichi/shop/244
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