【caffe amor】グリーンが際立つコンテナを目指して行こう! オーナーのコーヒー愛が止まらないカフェへ♪ | 山形♥名店セレクション

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グリーンが際立つコンテナを目指して行こう!

オーナーのコーヒー愛が止まらないカフェへ♪

「caffe amor」様は閉業されていますが、記録として掲載しております。
2023年1月27日記事公開

山形トヨタ　本社　小関

以前、散歩の途中でお邪魔した際、提供されたコーヒーの美味しさに驚きました。２０２２年最後の取材となる今回は、その味わいの秘密についてお伺いしようと思います。もちろん、コーヒーに合うデザートも楽しみです!

コーヒーはもちろんのこと、

ワッフルやデザートも評判なのです。

今回の【名店セレクション】では、山形市は蔵王半郷に佇むグリーン色のコンテナカフェ『caffe amor（カフェアモール）』さんを取材しました。オーナーは、ワイン好きが高じてコーヒーにも”どハマり”し、遂にはカフェまで開いてしまったという奥村さん。お店以外にも石油店の経営者でもあり、また若い頃は東京でカメラマンとして働いていたという少し変わった経歴の持ち主です。その溢れんばかりのコーヒー愛は素晴らしく、私も持てるコーヒーの知識をフル活用しながら取材に臨みました。

まずはお店をはじめたきっかけについて伺ってみました。

ワインを飲む時は、抜栓のタイミングや1度の温度差にもこだわるという奥村さんは、あるときコーヒーもワインと同じような側面を持っていることに面白みを感じたそうです。それからは豆の挽き方や淹れ方など、猛烈にコーヒーのことを勉強されました。

そこで、かねがね考えていたカフェをオープンしようとした頃に、コーヒーも農産物であることを気づき、同時に冷蔵状態で豆を輸入している焙煎所があるのではないかと考えました。通常、多くのコーヒー豆は船舶を使って輸入され、季節や天候によってはとても過酷な環境にさらされます。そのため、鮮度や状態を考えれば、冷蔵状態で扱われた豆はとても望ましいものなのだそう。奥村さんが求めるコーヒー豆を探している時に出会ったのが堀口珈琲。ここの豆ならお客さまに提供できると、カフェの開店に向け、本格的に動き出しました。

奥村さんが実際にコーヒーを淹れてくれたのですが、それはまるで、科学の実験のように感じられました。熱湯ではなく、88度のお湯を適量垂らして3分待ち、再びお湯を注ぐこと。また、後半は雑味がでてしまうので、使う豆の半量くらい抽出できたら、そこで止めてお湯を加えて適量にすること。提供時には65度になっているよう、計算することが必要なことなどなど。いただいたコーヒーは、想像を軽く超えてくる極上の味わいだったのは言うまでもありません。

ほかにもエスプレッソや、さらにはゲイシャという特別な豆で淹れたコーヒーもいただきましたが、同じコーヒーという飲み物でも豆や淹れ方で味がここまで違うものなのかと驚きました。同時に講義でも受けているような感覚で、私のなかにコーヒーの知識が入ってくるのを体感したのです。堀口珈琲の豆は、店舗でも販売しているそうなので、ご興味のある方はお試しください。

コーヒーに合うデザートは、スタッフさんが考案したというワッフル「ブリュッセルワッフル（560円）」。国産の小麦粉を使用し、イタリアのチョコレートを使っているそうで、生地はベルギーワッフルを目指しているそうです。サクフワな食感、アツアツなワッフルと冷たいアイスクリームの相性がお見事! コーヒーブレイクの良きお供として、もしくは軽めの食事としてもおすすめしたいひと品です。

今回の取材では、奥村さんの深いコーヒー愛に感動しました。愛のためにコーヒーを極めようと努力され、またその愛のためにお店を開いたというストーリーに感動です！私の目にはこのカフェは、コーヒーを愛した男のラボラトリー（実験室）のように映るのでした。奥村さんは普段お店には出ておらず、スタッフの方が対応してくださるとのことでしたが、駐車場に赤い車があったら奥村さんがいらっしゃるかも？？コーヒー談義に花を咲かせたい方は駐車場もチェックしてみてください（笑）。