この記事は 寒河江店 が取材しました。
〒991-0041 寒河江市寒河江字石田28
電話番号:0237-86-4121
https://ytj.jp/yorimichi/shop/242
2025年4月10日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
今回は同じ敷地内にある『mille pain(ミルパン)』さんと同時に取材を行っています。ぜひ両方の記事をお楽しみ下さい。
(左)YUKIHIRA COFFEE オーナー 齊藤真二さん
(右)山形トヨタ本社 小関
今回の【名店セレクション】は、中山町のバイパス沿いにあるコーヒースタンド『YUKIHIRA COFFEE』さんと、同じ敷地内に2024年11月にオープンしたパン屋さん『mille pain』さんをご紹介します(次の記事にて)。
『YUKIHIRA COFFEE』さんは、テイクアウトがメインですが、店内には二人掛けの小さなテーブルが3台とテラス席があり、ゆっくりとコーヒーを楽しむこともできます。スイーツやオープンサンドなどの軽食も揃っているので、ちょっとしたカフェタイムにもぴったり。
また、天童温泉の老舗旅館『ほほえみの宿 滝の湯』さんが手がけるカフェレストラン『Tenpo』内にも店舗を展開しています。
それでは、さっそくオーナーの齊藤さんにお話を伺ってみましょう。
■雪平鍋からYUKIHIRA COFFEEへ
お店をオープンしたのは2016年12月。東京から地元・中山町に戻った齊藤さんが「地域のフラッグシップとなるようなお店を作りたい」という想いで始めたのが『YUKIHIRA COFFEE』でした。
コーヒーに興味を持ったのは大学時代。おばあちゃんが雪平鍋(ステンレス製の片手鍋)で豆を煎っていたことを思い出し、「自分でもコーヒー豆が煎れるかもしれない」と挑戦したのがきっかけだったそうです。その後、イベントなどでコーヒーのテント販売を経験し、ついに店舗を構えることに。お店の名前も、その「雪平鍋」から名付けられました。
■コーヒー豆は産地や農園名で表記しています
最近では、コーヒー豆の名称をブランド名から産地や農園名、精製場、団体名で呼ぶことが多くなっています。「モカ」や「キリマンジャロ」などは広く知られていますが、「モカ=エチオピア○○○農園」、「キリマンジャロ=タンザニア ○○○ウォッシングステーション」となります。
『YUKIHIRA COFFEE』さんでも、「ETHIOPIA・ANASORA」は、エチオピアのアナソラ集落で生産されたコーヒー豆。「INDONESIA・SAISON GOD FARM」は、インドネシアのサイソンゴッド農園で栽培された豆と呼んでいます。それぞれの産地による個性を大切にしているからこそ、この表記にこだわっているそうです。「ETHIOPIA・ANASORA」は、赤ワインやブルーベリーのような香りが楽しめる華やかな味わい。「INDONESIA・SAISON GOD FARM」は、ビターチョコのような上品なコクが魅力です。
テイクアウトはもちろん、コーヒー豆の販売も行っており、100g単位だけでなく、一杯分が楽しめる14.5gパックも用意しています。気軽にお試しできるのがうれしいですね。
■注目は「インフューズドコーヒー」
齊藤さんが今、特に注目しているのが「インフューズドコーヒー」です。これは、精製工程で生豆とフルーツやスパイスなどを漬け込み発酵させることで、特定のフレーバーを精製するコーヒーのこと。今までのコーヒーにはなかった新しい香りや味わいを楽しむことができます。
今回出していただいたコーヒーは「COLOMBIA -LOS PATIOS- PEACH INFUSED」。桃の果実と一緒に発酵させた希少な豆を浅煎りで仕上げているそうです。カップに近づけると、ふんわり甘い香り。ひと口飲むと、まるでフルーツティーのような爽やかな風味が広がります。「こんなコーヒー、初めて!」と声に出したくなるような、驚きの味でした。
■焙煎のこだわり。あなたは深煎り派?浅煎り派?
『YUKIHIRA COFFEE』さんでは、焙煎にもこだわりがあります。
深煎りは苦味とコクがあり、酸味は控えめ。一方、浅煎りは爽やかな酸味が特徴ですが、コクは少なめ。齊藤さんいわく、「『INDONESIA』のような香りの強い豆は、深煎りでも香りがしっかり残ります。一方で、インフューズドコーヒーのようなフルーティーな豆は、浅煎りの方がその個性をより活かすことができます」とのこと。
お店には、「朝のコーヒー」「昼のコーヒー」「夜のコーヒー」と書かれたドリップパックも並んでいます。スタッフと相談しながら、自分にぴったりの一杯を見つけるのも楽しいですね。
ちなみに、販売しているドリップパックは紅茶のような「ドロップタイプ」。温かいミルクに入れると、簡単にカフェオレが楽しめますよ。
■スイーツや軽食メニューにもあります
店内には、コーヒーに合う焼き菓子やスイーツ、軽食メニューも充実。
定番の「三角プリン」は、見た目以上にしっかりした食感。コーヒーとの相性を考え、カラメルは少しビターに仕上げているそうです。まさに“大人のプリン”。フルーティーなコーヒーと合わせると絶妙なバランスでした。
「ウフマヨオープンサンド」は、同じ敷地内の『mille pain』さんのカンパーニュを使い、ゆで卵をのせたシンプルな一品。「ブランチに軽く食べてほしい」という想いで生まれたメニューだそう。ちなみに、“ウフマヨ”とは、マヨネーズを使ったフランスの伝統的な前菜のことです。
産地や農園の違い、インフューズドコーヒーの魅力など、コーヒーの奥深さにワクワクした今回の取材。コーヒー好きとしては「知っているつもり」だったことも、まだまだ奥が深いと実感しました。
新しいコーヒーの楽しみ方を教えてくれた齊藤さん、そして温かく迎えてくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。これからもおいしいコーヒーを楽しみにしています!
天童温泉の老舗旅館『ほほえみの宿 滝の湯』さんが手がけるカフェレストラン『Tenpo』内
Tenpo TAKINOYU KITCHEN with YUKIHIRA COFFEE
MENU
(※内容は2025年1月現在)
※『Tenpo TAKINOYU KITCHEN with YUKIHIRA COFFEE』さんはメニュー内容が異なります
COFFEE MENU
・ドリップコーヒー 520円~
・カフェオレ 570円~
・コーヒートニック 650円~
・コークコーヒー 650円~ 他
JUICE/TEA MENU
・チョコレートドリンク 600円
・ホットミルク 300円
・焙じ茶 カモミール 500円 他
EAT/DESERT MENU
・ウフマヨオープンサンド 520円
・三角プリン 420円 他
お店へのアクセス
YUKIHIRA COFFEE Roaster Coffee Stand
Tenpo TAKINOYU KITCHEN with YUKIHIRA COFFEE
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〒991-0041 寒河江市寒河江字石田28
電話番号:0237-86-4121
https://ytj.jp/yorimichi/shop/242
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