この記事は 山形店 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
2025年7月8日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
今回の【名店セレクション】では、上山市・南町にある「焼肉 曉 -AKATSUKI-」さんを取材しました。もともと当地で歴史ある精肉店を営まれていたご一家が、その豊富なノウハウを生かして約20年前に焼肉店を開業。現在の場所に移転してからは、すでに11年が経ちます。現在お店を切り盛りしているのは、初代の志を受け継ぐ三代目。2024年の春から本格的に厨房に立ち、ランチには新たにローストビーフ丼を提供。夜は、精肉店ならではの“肉へのこだわり”が光る焼肉店として、連日多くのお客様で賑わっています。
併設された精肉店では、信頼できる生産者が育てたA5ランクなどの上質な肉を仕入れ、お客さまからの注文ごとに一つひとつ丁寧にカット。これは、肉の切断面が酸化するのを防ぎ、より新鮮でおいしい状態で食卓に届けるためのこだわりです。この「オーダーカット」は焼肉店でも採用されており、ご年配の方には食べやすく薄めに、お子さま用には小さめにカットするなど、精肉店ならではの技術が、きめ細やかなサービスにつながっています。
ランチタイムには、ローストビーフ専門店として営業。部位ごとの味や食感を生かしたローストビーフ丼を提供しています。なかでも看板メニューは、「南町ローストビーフ丼」。上山市・南町の名を冠したこの特別な一皿には、店主・安部さんの地元への愛情と、精肉のプロとしての技が惜しみなく注がれています。ロース肉やランプ肉など、部位ごとの個性に合わせて火の入れ方やスライスの厚さを細かく調整。しっとりとした舌触りと、力強い旨味を両立させています。
「ローストビーフは、火の入れ方ひとつでまったく印象が変わるんです」と話す安部さん。目指しているのは、ランチの一品にとどまらず、贈り物にも喜ばれるような“本物の肉料理”。その追求は、併設の精肉店やオンラインショップでの販売にもつながっており、自宅でも味わうことができます。
お昼も夜もにぎわいを見せる同店ですが、開店当初は地元でチラシを配るなど告知を行ったものの、思うような集客にはつながらなかったそうです。転機となったのは、SNSの活用でした。インフルエンサーによる紹介がきっかけで若い世代の来店が増え、さらに予約サイトを導入したことで、夜の時間帯にも新たなお客さまが訪れるようになりました。
「世の中が本当に変わったと感じました。でも、変わらないのは肉のおいしさ。だからこそ、これからもそこには徹底的にこだわりたいですね」と安部さん。夜の営業では、初代が考案した特製のタレを使った焼肉が人気で、なかでも脂に甘みがあると評判の米沢牛カルビや、やわらかく上品なロースは、ご年配の方でも2〜3皿ぺろりと食べてしまうほどです。安部さんの焼肉、一度は味わってみたくなります。
三代に渡り受け継がれてきたのは、目利きとこだわりで肉と真正面から向き合う誠実な姿勢。世代を超えても、おいしさをまっすぐ伝えたいという思いが、「焼肉 曉 -AKATSUKI-」の一皿ひと皿に込められています。肉が大好きで、肉を知り尽くした職人が手掛ける味を、ぜひ一度味わってみてください。
MENU
(内容は2025年7月現在)
山形牛のローストビーフと、特に柔らかいランイチのステーキ食べ比べ丼。ミディアムレアの食感をわさびとともにお楽しみください。
韓国料理店の料理人から直伝という参鶏湯は、カラダが喜ぶような優しい味わい。丸鶏を丁寧に煮込んで抽出したコラーゲンは、美肌効果も期待できるかも。
初代が作ったタレを使用した、ランチタイムの定食メニュー。最高級A5ランクカルビと特製のタレが奏でるハーモニーを味わってください。
山形牛のステーキ、山形牛焼きすき、米沢牛カルビをひと皿に盛り込んだ夜の人気No. 1メニュー。「焼肉 曉 -AKATSUKI-」の真髄とも言えるひと品です。
お店へのアクセス
焼肉 曉 -AKATSUKI-
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〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
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