この記事は 本社 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
かみのやま温泉駅すぐの、おからベーグル専門店。
ヘルシーでおいしい味わいで、地域の話題になっています。
2024年2月16日 記事公開
パン好きですが、ベーグルはまだ初心者の私。どんな味、どんな食感なのかと興味津々です。上山での出店理由や、ベーグルへのこだわりなど、取材で詳しく聞いてみます!
ショーケースに並ぶのは、色とりどりのベーグルサンド。
テンションを爆上げしてくれる、見た目の可愛らしさもポイントです。
今回の【名店セレクション】では、上山市の「おからべぇぐる専門店Be-suke」さんへお邪魔しました。JRかみのやま温泉駅から徒歩2分ほどのこちらのお店、実はもともと洋菓子店だった店舗をDIYで改装されたようで、店内には手作りならではのやわらかい雰囲気が満ちていました。オーナーを務めるのは、山形市出身の神保さん。なぜ上山のこの場所で、なぜベーグル専門店を開いたのか、好奇心が止まりません。
学校卒業後はしばらくの間、東京で過ごしていたという神保さんは、Uターン後に別の事業を立ち上げていました。その事業が安定したことから、別事業にも興味を持たれていたそうです。そんな時に、上山で長年愛されていた洋菓子店の閉店を知り、駅前の一等地だということもあって、なんとかできないものかと出店を考えるようになったと言います。「昔からベーグルが好きで、いつか自分の仕事にしたいと考えていました」。その思いは徐々にかたちになり、2023年1月に念願のベーグル専門店をオープンしたそうです。
グレーを基調とした店内に足を踏み入れると、メンチカツなどの食事系やあんバターなどのスイーツ系など、常時5種類のベーグルサンドが並ぶショーケースが迎えてくれます。シンプルモダンな店の造りと、スマートなイートインカウンターはどこか都会的な印象です。「テイクアウトのお客様はもちろん、こちらで召し上がっていく方も多いですよ」と神保さん。取材の撮影も兼ね、私は「照り焼きチキン(480円)」と「コーヒー(100円)」を注文し、試食させていただきました。
ベーグル特有のモチモチとした食感はそのままに、おから由来のムギュッとした歯応えと大豆の風味を感じました。そこに甘辛い照り焼きチキンやレタスの食感も相まって、あっという間にぺろりと完食。もう一個と手が伸びるサイズ感で、別のフィリングも試してみたくなりました。聞けば季節替わりのベーグルサンドもあるらしく、取材時は「焼き林檎(400円)」というなんともおいしそうなスイーツ系サンドが登場していました。
ここ数年、新しいお店の出店が続く上山について聞けば、神保さんは好意的な話をしてくれました。「お店が増え、街を散歩できるような環境ができれば、もっとこの街の魅力を感じてもらえるはずです」と。確かに中心街が活性化すれば、それは近隣の地域にも広がります。それが街全体としての賑わいにもつながったら、上山の魅力もアップするはず。まだ、お若いのに経営者の目線で街のことを考えるその姿勢は、私も見習いたいと思いました。
今後は、各地で開催されるイベントに積極的に参加していきたいと話す神保さん。イベントで上山のベーグル専門店を知り、この街に来てくる方が増えるかも知れませんね。今年は他に県内のスーパーでの販売や、隣県のキッチンカーとのコラボなど、さまざまなことに挑戦されるということで、この先の展開がとても楽しみになりました。神保さん、今回は取材にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
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※価格は2024年2月現在のものです
食事系からスイーツ系まで、さまざまなベーグルサンドがショーケースを飾ります。写真映えすることはもちろん、女性でも2個いけそうなボリューム感も魅力です。
コーヒーやソイラテ(120円)をはじめ、寒い日には豆乳クラムチャウダー(250円)などスープもおすすめ。その優しい味わいに、身も心も温まりますよ。
ココア生地のベーグルで、濃厚なかぼちゃのテリーヌと豆乳クリームをサンド。オレオのザクザク感も加わり、最後のひと口まで楽しめます。
紅茶生地のベーグルで、焼き林檎とキャラメルナッツをサンド。その芳醇な味わいは、まるでケーキのよう。スイーツ系サンドの王道です。
ずんだ、くるみ、きなこに粒あん、納豆と、手作りのおはぎも販売中。若い女性にもウケているそうです。
お店へのアクセス
おからべぇぐる専門店 Be-suke
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
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