この記事は 山形店 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
2024年9月1日 記事公開
今回の【名店セレクション】は、山形市の鈴川町にある焼き菓子のお店「ラブール」さんを取材しました。木のぬくもりを感じる店内には、フランスの伝統菓子をはじめとした、たくさんの焼き菓子たちがずらり。幼い頃からものづくりが好きだったという店主の稲垣さんは、一度は工学部へ進んだという異色の経歴の持ち主。しかし自身が目指すものづくりとは違うと疑問を感じ、考えた末に製菓の専門学校へ再入学し、パティシエの道を歩んできました。前職では山形市内の結婚式場でパティシエとして働いていましたが、自分のお店を持ちたいという思いから、コロナ禍に一念発起して退職。2024年4月に同店をオープンしました。
お菓子作りを行うのは、基本的に店主の稲垣さん一人だけ。無理のない範囲でお客様に接し、おいしいお菓子を届けたいからと、週4日だけ営業の焼き菓子のお店にしました。
一推しのお菓子を聞けば、数ある焼き菓子の中からパンドジェーヌを勧めてくれた稲垣さん。古典的なフランスのお菓子で、なんでも1800年代に戦火にあったフランス軍が、食材として余ったアーモンドをたくさん入れたこのお菓子を食べて生き延びたという逸話に由来しており、ひと口で広がるナッツの香ばしさが、なんとも魅力なのだとか。またお店では、丁寧に手作りされたお菓子たちの詰め合わせギフトを1000円ほどの金額から用意されているとのことで、その手に取りやすい価格帯で、お土産や贈り物として人気とのことでした。
はじめて自分のお店をオープンした稲垣さんに、お客様の反応を聞いてみたところ、特にご近所にお住まいの方から好意的に受け入れてもらっているとのことです。そして、日々のおやつとして買いに来てくれる方が多く、中には小学生に満たないくらいのお客様も来店してくれるそうです。夏季はレモンなどのさっぱりとしたフレーバー、秋口からはサツマイモやクリ、カボチャを使ったものなど、季節限定の商品も今後開発し、ハロウィンやクリスマスなどのイベントの際は、子どもたちへのプレゼントも考えられているとのことなので、皆さんもぜひ楽しみにお待ちください。
MENU
※2024年7月現在の価格です(税込)
パンドジェーヌ 200円
アーモンドをふんだんに使用した、香ばしい風味に溢れたお菓子。フランスでは古典的な焼き菓子として親しまれているそうです。
レーリュッケン 180円
二層の生地で三角に焼き上げられたドイツ系焼き菓子。アーモンドを散らしたココア生地の模様から、鹿の背(レーリュッケン)と呼ばれています。
シフォンケーキ バニラ 200円
バニラが香る、しっとりふわふわのシフォンケーキ。口の中ではかなく消える、きめ細やかな生地が魅力です。
ガレット 160円
バターをたっぷり使用した、リッチな味わいが魅力のクッキー。
くるみメレンゲ 200円
くるみたっぷりで、サクシュワな食感が楽しい焼きメレンゲ。
マドレーヌ 160円
貝殻型で焼き上げた、定番のフランス菓子。甘い紅茶に合わせて、日々のおやつにおすすめです。
お店へのアクセス
焼き菓子の店 ラブール
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
人気記事をランキング形式でお届け♪