この記事は 南陽店 が取材しました。
〒999-2211 南陽市赤湯川尻3028-1
電話番号:0238-43-6711
https://ytj.jp/yorimichi/shop/230
地域に根ざした洋菓子店
その思いを訊ねて
2022年2月1日 記事公開
今日は会社のヤリスで取材に伺いました。
なかなか自らお店に足を運んだりはしないのですが、甘いものは大好物です。今回は取材に乗じて、地元でおいしいと評判のクレープを味わってみたいと思います。
可愛くてやさしい、そして美味しい!
そんなお菓子達が待っています
今回の【名店セレクション】では、高畠町の洋菓子店『菓子工房ココイズミヤ』さんを取材しました。同店の歴史は思いのほか古く、大正12年に和菓子店として初代が創業してから、およそ100年に渡っておいしいお菓子をつくり続けています。三代目が洋菓子部門を設立してからは、時代のニーズに合わせながら和菓子部門を縮小し、現在は置賜地方の伝統菓子である「つの巻き」を除いては、ほぼほぼ洋菓子に特化されています。ショーケースを飾るその華やかな洋菓子たちは、近隣地域の皆様から、とても親しまれているようです。今回お話しいただいたのは、五代目の戸田茜さん。お店のことや提供しているお菓子について伺いました。
同店は、創業当時から“地域に根ざすこと”を念頭に、お店づくりに励まれてきたそうです。それゆえお店でつくるお菓子には、国産の材料を使うのはもちろん、特に高畠町の特産であるおいしい果樹をできるだけ使い、地域とともに前進できるよう心掛けられているとのこと。その思いは初代から続くもので、例えば戦時中のお菓子が思うようには売れなかった時期には、砂糖を地域の人々に提供していたなんて逸話も残っているのだそうです。
「私たちはお菓子というものを提供しているのではなく、お菓子を通して“心がふれあい、身体が満ち足りるひととき”を提供していると考え日々仕事をしています」。と、戸田さんは話してくれました。
その思いの一環として、ココイズミヤさんが10年前から参加しているプロジェクトがあります。それは、「ドリームケーキプロジェクト」。地域に住まう子供たちに、自分の夢をケーキに描いてもらうプロジェクトです。実際にケーキをつくりながら、自分たちの夢をさらに詳しく考えてもらい、その思いを親御さんとも共有しようというこの試みは、たくさんの子供たちにとっての大きな喜びになっていると感じました。近年は新型コロナウイルス感染症の影響で、開催こそできていませんが、“お家で夢ケーキキット”として販売するなど、この試みを止めないための努力を続けられているそう。参加したお客様からの評判も良く、子供たちの夢を応援するプロジェクトとして、少しずつですが認知されているようです。
戸田さんに、お店の人気ナンバーワンの洋菓子のことを訊ねると、ダントツで“クレープ”だと話してくれました。均一に薄く、張りのあるクレープ生地で、卵たっぷりのカスタードクリームとクラッシュした栗を閉じ込めたそれは、20年前ほどの発売以来、年々人気を集めているそう。特にクリームにはこだわりがあり、生クリームや卵をたっぷり使い手仕事で仕込むそれは、重労働ではありますが、欠かすことのできない味わいの決め手になっているそうです。ちなみに同店の社員は全員が女性。力仕事が多いので、力こぶが自慢の綺麗な方が多いそうです(笑)。他にもフェアトレードされたカカオを使ったチョコレート菓子や、地元の名産物を使った焼き菓子などが並びますが、私としてはどれも甲乙つけがたいほどにおいしい!!です。
また、近年に入り、お店のブランディングにも力を入れられているそうで、従来のポイントカードから、スマートフォンの端末から使えるアプリも開発されたとのこと。私たち山形トヨタでは、まだアプリ開発までは着手できていないのにすごい!そんな思いがよぎりましたが、時代のニーズに応えようとする姿勢に感服しました。なんでもお店の経営方針については全社員で意見を出し合い決めているそうで、そんな企業としての姿にも共感しました。「小さな会社ですから小回りが利く。そんな長所をフルに使って、お店づくりにいかしたいです」と戸田さん。それって、本当に素敵なことだと思います!
今回の取材を通して思ったのは、ココイズミヤさんのお菓子には、すべて女性の優しさと、豊かな感性が息づいているということ。取材を通して感心させられたモノとコトには、必ず女性ならではの目線がありました。ただおいしいだけでなく、おいしくて、かつ嬉しいと言いますか。言葉で言い表すのが難しいですが、それがきっとココイズミヤさんの魅力なのだと思いました。皆さんもぜひ、名物のクレープはもちろん、そのお菓子の先にある、心がふれあい、身体が満ち足りるひとときを味わってみてはいかがでしょうか。
MENU
(内容は2022年1月現在のものです)
極薄のクレープ生地のなかには、たっぷり過ぎるカスタードクリーム。赤ちゃんの二の腕のようにぷっくらしています。
秋限定のアップルパイ。高畠町産のリンゴが、びっくりするほど詰まっています。サクリとした生地の食感にも注目ください。
置賜地方の伝統菓子。笹の取れる初夏が旬。素朴な味わいと、クルミやゴマの風味が味わえます。
濃厚生チョコレートのクリームとココア生地の相性抜群! そして、同店で使用するのはフェアトレードの安心なチョコレートです。
高畠町産のデラウェアを使用した、バタークリームのレーズンサンド。香ばしいクッキーと野味溢れる果実が魅力。
高畠町で栽培された“秘伝豆”をお菓子に。豆の歯触りはもちろん、バターによって倍加されたこうばしい香りは絶品です。
お店へのアクセス
菓子工房 ココイズミヤ
〒999-2211 南陽市赤湯川尻3028-1
電話番号:0238-43-6711
https://ytj.jp/yorimichi/shop/230
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