この記事は 本社 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
わんぱくキッズも大満足! オールシーズン型レジャースポット。
広大な蔵王の自然のなかで、大人も子どもも遊び尽くそう♪
2023年8月9日 記事公開
取材前に一足先にお伺いしました。車でたった30分くらいの場所に、こんなに素敵な施設があるなんてとびっくり!! 子ども達のみならず、大人も大満足な蔵王猿倉レストハウスの魅力に迫りたいと思います。
生ラムのジンギスカンはもちろん、料理も豊富。
グランピング気分で、施設丸ごと楽しめます!
今回の【名店セレクション】は、蔵王の中腹にある蔵王猿倉レストハウスを取材しました。実はこちらの施設が建っている周辺は、かつて硫黄鉱山で栄えていた場所だったそうです。しかし近代化による需要の変化に伴い、昭和の30年代後半に閉山を迎えると、鉱山労働者の雇用を守るために、猿倉レストハウスの初代社長が立ち上がり、紆余曲折を経て昭和52年に、この施設をオープンしたそうです。当時はエコーライン沿いにあるドライブインとして営業されていたようですが、徐々に業態を変え、30年ほど前からは“子ども達の遊び場”をコンセプトに営業されています。今回、取材に対応してくださったのは、猿倉レストハウス2代目社長の川口さん。施設のさまざまな魅力について話してくださいました。
「父が創業した頃は、蔵王はウィンタースポーツ全盛期でした」。当時はバブル期のスキーブームに乗って、全国から多くの旅行者を受け入れていた蔵王。当然ですが年間の来客数は冬が7割、夏が3割だったそうです。しかし、標高の高い蔵王の魅力は冬だけではないと、夏には避暑地としての魅力があるとレジャーにも力を入れはじめたそうです。「ドライブインとして、通りすがりのお客様をターゲットにするのではなく、お客様から猿倉に遊びに行こうと、目的地として選んでもらえるようにしたかったのです」。
子どもから大人までたくさんの方に来ていただけるようにと、池を作って釣りができないだろうか?斜面を使った夏の遊びはないだろうか? と、試行錯誤を繰り返し、ニジマスの釣り堀や、特殊な素材を用いての夏ソリなどの遊び場ができました。そうして蔵王猿倉レストハウスは、冬場のゲレンデやドライブインとしてだけではなく、自然の中で子どもも大人もオールシーズン遊べる施設になっていったのです。
子どもの遊び場を中心に遊びや食事のことを考えれば、安全性などさまざまなことに気をつけないといけなかったようで、レストハウス横にあるニジマスの釣り堀は、冬季間はゲレンデとして使用できるようにわざと浅く作り、また池の底は、スキーをはじめて間もない子どもが楽に止まれるような緩いカーブをつけた形状にしているそうです。「雪のない季節は、魚釣りを目一杯楽しんでいただいて、冬は冬でウインタースポーツを楽しめるようにと、施工もすべて自分達で行いました」と川口社長。小規模な会社だからこその小回りが効く経営体制で、時代のニーズに合わせた施設づくりを模索し、安心して子ども達が遊べる施設を目指すための努力は惜しまないと言います。
もちろん、その方針は食部門でも生かされています。名物のジンギスカンは、脂が跳ねるので、小さな子どもが一緒ではなかなか食べられないという方も多いのでは。そこで考えられたのが、同内容でありながら焼く手間を省いたジンギスカン丼。焼く工程を省いても同じ味が楽しめると、子連れのママ達からの人気が高いそうです。鉄板で焼いてこそジンギスカンとも思いますが、提供されたジンギスカン丼は美味しく、安全性は申し分ない。なんで今まで思いつかなかったのか、子連れでもこれなら簡単に楽しめると実感しました。
ジンギスカン丼だけでなく、手軽に羊肉を楽しめるものとして、串焼きのジンギスカン(1串450円)も好評だそうです。そちらもやわらかな肉質と、脂身の上品な甘さが最高でした。
子どもには、から揚げがトッピングされたお子様カレーや、山ぶどう味と濃厚なミルク味のソフトクリームが人気だそうです。社員の皆さんは、子育て世代の方に喜んでもらいたいと、常にアイデアを出しあっているのだそう。小さなお子様連れでのリピーターが多いというのも納得です。
コロナ禍が数年ぶりに明け、賑わいと活気が戻ってきているという蔵王猿倉レストハウス。
夜の食事付きプランは、14時頃マイクロバスでお迎え、日中は釣りや夏そり、雄大な自然の中で思う存分遊び、夜は食事とキャンプファイヤーを楽しんで21時くらいには送ってもらえるそうで、まるで日帰りのグランピングのようだと人気なのだそうです。
子連れで宿泊となるとちょっと敷居が高いという皆さん、夜は自宅でゆっくりできるのでオススメですよ。
時代に合わせて進化を続ける蔵王猿倉レストハウスでは、最近また新しい試みにも着手したといいます。それはなんと、本格的なお菓子屋さんをオープンすること。パティシエを目指し、修行された川口さんの息子さんが、今年11月に施設内にお菓子屋さんをオープンするそうです。お土産としての販売のほか、ここでしから食べられないデザートの提供も視野に動かれているようですよ。「明日は、猿倉にスイーツ買いに行こう」なんて選択肢が増えるのかも知れませんね。
皆さんもオールシーズン楽しめる蔵王猿倉レストハウスにぜひ行ってみてください!
MENU
(内容は2023年7月現在のものです。)
万人受けする甘口のカレーには、鶏唐揚げがトッピング。子どもも大満足なボリュームで、楽しく美味しく食べてくれそうです。
ジンギスカンの味わいはそのままに、食べやすいように串焼きで、フィンガーフードとしていただけます。子ども達にも大人気だとか。
山ぶどうとバニラ。そしてミックスと、猿倉限定のソフトクリーム。濃厚なミルクの味わい、シャーベットに近い山ぶどうの味わいをお楽しみください。
釣り堀で釣り上げたニジマスは、塩焼きや田楽など、さまざまな料理としていただけます。自分が釣った魚を食べる体験は食育にも◎。
ピザ窯は無料で貸し出してくれるので、材料を持ち込んでピザづくり体験も可能!大自然の中でオリジナルピザを作って食べたらその味はきっと格別!!
お店へのアクセス
猿倉レストハウス
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-623-1911
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