山形トヨタ自動車が主催する子育て世代のママさんを応援するためのサイト。イベント情報や、お子さま同伴でも楽しめる山形のおすすめスポット、クルマの困ったを解決する耳より情報まで幅広くお伝えします。

検索

LINE＠友だち募集中

名店♥セレクションって？

山形の隠れた名店やおすすめスポットを紹介する名店♥セレクション。
山形トヨタスタッフが、女性やママの視点から選んだ山形の名店をご紹介します。
お家の近くやいつものあの道にも、実は隠れた名店があるかもしれません。

長井で「むぎきり」が食べられる？
紅しょうがの天ぷらがのった『紅天むぎきり』は
一度食べたらやみつきになるおいしさですよ～!

お話を伺った方
四代目　池田將友さん

昔ながらのまろやかな味わい！
中華そばは小さなお子さんでも食べやすい
週末は家族みんなでにぎわう人気店です♪

今回の【名店セレクション】は、長井で100年以上続く老舗、むぎきりと中華そばのお店『池田家本店』さんをご紹介します。お店の外観は、どこか懐かしい食堂やお蕎麦屋さんを思わせるたたずまい。でも、メニューはむぎきりと中華そばがメインというシンプルさ！
「潔い」という言葉がぴったりの『池田家本店』さん。四代目の池田將友さんに、その魅力をじっくり聞いてみました。

まず「むぎきり」って何？と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。むぎきりは、うどんより細くて、そうめんより太め。少し平べったい麺で、小麦と塩と水だけで作られています。庄内地方では馴染み深いですが、置賜地方では珍しい麺です。『池田家本店』さんでむぎきりを出すようになったのは、二代目のご主人が庄内で食べて気に入ったのがきっかけなんだとか。

それから50年以上、むぎきりとともに歩んできた『池田家本店』さん。当時は蕎麦もメニューにありましたが、周囲のお店との違いを出すため、思い切ってむぎきりに絞ったそうです。その決断が今も続くお店の個性につながっています。

むぎきりは「冷たいむぎきり」「温かいむぎきり」の2つのスタイルで楽しめます。自家製の麺はひと晩寝かせることでコシを出し、ツルツルとしたのど越しに仕上げています。ダシはカツオ節やサバ節などを使用し、甘すぎず、しょっぱすぎない絶妙な味わい。シンプルだけど飽きのこない美味しさです。

なかでもおすすめは『紅天むぎきり』です。紅しょうがの天ぷら、ネギ、錦糸卵が彩りよく盛り付けられ、見た目も華やか。紅しょうがの天ぷらは、お母さんが「地元の桜をイメージしたメニューを」と考えて作った一品だそう。汁に紅しょうがの風味が少しずつ溶け込み、酸味とまろやかさが混ざった独特の美味しさに変化します。一度食べたらハマること間違いなし！リピーターが多いのも納得です。

もうひとつの看板メニュー、中華そばも魅力的。昔ながらの優しい味わいで、こちらも地元で長く愛されています。スープは鶏ガラや煮干し、野菜をじっくり煮込んで仕上げ、チャーシューの煮汁を使った醤油タレが絶妙なまろやかさをプラス。麺は食べやすい中太の自家製麺です。

おすすめは「半盛り中華とおにぎりセット」。おにぎりは近所のお米屋さんが作った小ぶりサイズが2個付いてきます。これが子どもにも食べやすいと好評！『池田家本店』さんが地域とのつながりを大事にしているからこそのおいしさを味わえます！

むぎきりは、うどんより細くて食べやすく、汁の優しい味わいが魅力。中華そばはシンプルな醤油味で、小さなお子さんでも食べやすいように工夫されています。どちらのメニューにも“優しさ”がたっぷり詰まっているのが分かります。
週末には、子供に大人気の『くるんと』が近くにあるので、家族連れで賑わっています！
ぜひ一度、家族みんなで訪れてみてくださいね。

実は四代目の將友さん、賞を受賞したこともある小説家なんです！　さらに、月1回『月刊マアルイブンカ』というフリーペーパーも発行中。その思いを聞いてみると、「厨房にいるとお客様と話す機会が少ないので、どういった人間がお店をやっているかを知って、交流が生まれたらと思って」とのこと。お店で手に入るので、ぜひ読んでみてくださいね。
今日も温かいお話と美味しいメニューをありがとうございました！