この記事は 大野目店 が取材しました。
〒990-0001 山形市穂積80-1
電話番号:023-632-5611
https://ytj.jp/yorimichi/shop/250
街中にあるのに駐車場が広くて無料!
グルメからお土産まで
山形に来たらまずはここからスタート!
2023年6月5日 記事公開
『紅の蔵』さんを訪れるのは、オープン直後2度目かも(ごめんなさい)。山形市内に住んでいても「まだ行ったことがない」という人は多いような気がします。そんな方や、これから旅行などで山形に来られる方のために、今回は『紅の蔵』さんを詳しく紹介したいと思います。
山形そば、芋煮、肉そば、山形牛、庄内豚、お米、産直野菜、
地酒、地ワイン、お土産までなんでもそろいます!
紅花展やこけし展など、月替わりで開催される企画展も必見!
今回の【名店セレクション】は、山形市十日町にある『紅の蔵』さんを紹介します。『紅の蔵』さんは、そば処・郷土料理『紅山水』さん、カフェ&ダイニング『990(クックレイ)』さん、おみやげ処『あがらっしゃい』さん、企画展示やワークショップを行う『街なか情報館』さん、旬の野菜と県産米の『おいしさ直売所』の5店舗からなる“観光複合施設”の総称です。なので、『紅の蔵』さんというお店はありません。
山形駅から徒歩10分の距離にありますが、50台ほど止められる広い駐車場があります。そして、なんと無料なんです。特に県外から車で来られる方にとってはうれしいですよね。
それでは、さっそくコーディネーターの堀野さんにお話しを伺いましょう。
『紅の蔵』さんがオープンしたのは、2009年12月。ちょうど郊外に大型ショッピングセンターができ始めた頃で、「街なかに賑わいを取り戻そう」という計画の一環でつくられました。そもそもは紅花で財を成した長谷川家所有の蔵座敷があった場所。築120年の蔵が9つ建っていたそうです。その中の5つの蔵を改装して『紅の蔵』さんができました。それぞれのお店には、当時の蔵の風情が残っています。料理を待っている間や買い物の途中に店内をちょっと眺めてみるのも面白いかもしれません。
『紅の蔵』さんはオープンまでの過程からも、紅花とは切っても切れない縁があります。毎年恒例の「紅花そだて隊」は、種まきから刈取りまで5回にわたって鉢植えの紅花を育てるイベントです。参加者を募集するとすぐに埋まってしまうほど人気。刈取り後はドライフラワーにしたり飾ったりと、それそれ自由に楽しむことができます。募集期間など詳しい内容はHPをご覧ください。
『紅山水』さんは、おそばと山形の郷土料理が味わえるお店。おそばは、県産のそば粉を使って毎日手打ちしています。太くて歯応えのある十割田舎そばと、のど越しのよい二八そばの2種類があります。今日いただいたのは、その2種類のおそばが一緒に食べられる「相盛り」です。恥ずかしながら、山形に住んでいて田舎そばを食べたのは初めて。これは、ある意味衝撃的な噛み応えというか、硬さです。白くて細いおそばとは全く別のおそば。「これが山形の田舎そば!」というアピールというか存在感がすごい。二八そばと食べ比べできるのでおすすめです。
芋煮や肉そばなど、山形の名物料理もたくさん食べることができます。地酒もそろっているので、お酒好きの方はおそばと日本酒の粋な組み合わせも楽しむことができます。宴会や法事に利用される方も多いようです。
『990』さんは、クックレイさんと呼びます。とにかく県産の食材にこだわったクラシックフレンチのお店です。庄内浜であがった魚介、庄内豚、山形牛、地元野菜などを使い「フランスの郷土料理を山形の風土に合ったスタイルで提供しています」とオーナーの佐藤さん。昼はランチ、夜はコースから宴会・パーティーまで広く利用することができます。
今日はランチセットの「990特製ナポリタン」をいただきました。これが、想像をはるかに超えるおいしさでびっくり。これまで私が食べてきたナポリタンのイメージとは全く違う味。パスタの麺1本1本に旨味が凝縮されている感じ。どこにでもあるメニューのナポリタンだけど、どこにもないここだけのナポリタン!ぜひみんなに食べてもらいたいです。おすすめです。あっという間に完食。サラダもとてもおいしかった(今日はいちごが入っていました)ことを付け加えておきます。ごちそうさまでした。
山形市の商品を中心に、県内のお土産品がそろう『あがらっしゃい』さん。狭い店内ですが、内容が濃い。いろんなものがぎっしり並んでいます。中でもぜひチェックしてほしいのが、地酒の試飲機です。県産の日本酒6本を1杯100円で飲み比べすることができる自販機です。さすがに今日は取材なので飲めませんが、バスツアーで来られる方や運転されない方は絶対うれしいはず。全種類飲まれる方もいらっしゃいます。1杯30cc。お気に入りの地酒が見つかったら隣のショーケースから購入することができます。他にも店内にはワイン、陶芸、お菓子、スイーツ、漬物などお土産にそそられるものばかりあります。
年間を通して企画展を開催しているのが『街なか情報館』です。みちのくこけし展ややまがた伝統的工芸品展、旧家に伝わる時代雛展など、山形に関わる展示が行われています。こけしの絵付け体験など、企画展に合わせてワークショップを行っていることもあるので、HPなどでチェックしてみましょう。
取材時(5月11日)はちょうど「五月人形展」を開催中でした。
6月4日からは「おもひでぽろぽろパネル展」だそうです。「おもひでぽろぽろ」知ってますか?山形市の高瀬地区が舞台になっているスタジオジブリ製作の人気アニメです。
『おいしさ直売所』には、毎朝オープンと同時にたくさんのお客様が殺到します。所狭しと並べられた朝採り野菜もどんどんなくなっていきます。やっぱり新鮮な野菜を新鮮なうちに購入するというのがポイントのようです。野菜、果物、県産米、お肉、パン、おにぎりなどもあります。私が持っているのは、山形セルリー。独特の苦みが少なく、甘みも感じられるセルリー(セロリの正式名称)だそうです。旬は5月末から6月、10月末から11月までです。
これまでに約500万人の方が訪れたという『紅の蔵』さん。でも「市内の方でも行ったことがないという方はたくさんいます」と堀野さん。『紅山水』さんも『990』さんもランチはいつもにぎやか。夜は宴会で大人気。山形のお土産や地酒を探すなら『あがらっしゃい』さんがおすすめ。毎月10日には十日市を開催、楽しいイベントを開催しています。まだ行ったことがないという方は、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
これからもいろんな企画を予定していますとのこと。堀野さん、本日はお忙しいところありがとうございました。
MENU
※価格は2023年5月現在のものです
・相盛り(二八そば1人前+十割田舎そば1人前+わらびの一本漬け) 1,800円
・天ぷら盛合せ 1,300円
・山形名物冷たい肉そば 850円
・山形の芋煮 950円
・季節の紅御膳(月替り) 1,620円※お昼のみ
・山形の地酒(清酒) 580円~
・宴会コース(料理) 3,300円~
ランチ(サラダ・スープ付き)
・くくれカレー 本格スパイスのヘルシーカレー 1,150円
・990特製ナポリタン 1,150円
・季節のペペロンチーニ 1,200円
・ズワイガニのトマトクリームパスタ 1,600円
・庄内豚のやわらか煮 パンorライス 1,650円
・庄内浜鮮魚のポワレ パンorライス 1,650円
・牛ほほ肉の赤ワイン煮 パンorライス 2,500円
・山形牛の絶品ビーフシチュー3,000円
パーティコース(2時間飲み放題付)
・5,500円 メイン料理は庄内豚の赤ワイン煮
・6,600円 メイン料理は最上鴨のロースト
・7,700円 メイン料理は山形牛ホホ肉の赤ワイン煮
・8,800円 メイン料理は山形牛ステーキ
・山形の地酒試飲機 1杯100円
・すいーとぽてと 232円
お店へのアクセス
山形まるごと館 紅の蔵
〒990-0001 山形市穂積80-1
電話番号:023-632-5611
https://ytj.jp/yorimichi/shop/250
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