この記事は 山形店 が取材しました。
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
2025年1月10日 記事掲載
(情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。)
インドごはんマサラ堂 店主 安孫子さん
山形トヨタ 本社 小関
今回の【名店セレクション】は、山形市小白川町にある『インドごはん マサラ堂』さんを紹介します。オープンは2024年10月。店主さんは日本人ですが、インドを旅行されたことがある方から「現地で食べたインド料理に近い。そして美味しい!」と絶賛されるなど、早くも話題のお店になっています。
タンドール窯はないのでナンはありません。メニューは基本的にカリーとビリヤニの2種類です。食材も本場インドで使われているものを集められるだけ集めています。そして“手食”ができます。どうですか? 気になりますよね。それでは、さっそく店主の安孫子さんに話しを伺いましょう。
店主の安孫子さんは、独学でインド料理を研究しました。調理方法はもちろん、スパイスの調合、本場の食材はどうしたら手に入るのか、などなど。その後、レンタルキッチンでお店を開いたところ、予想以上にたくさんの方に来ていただいたそうです。そして、満を持してお店をオープンする運びとなりました。メニューをカリーとビリヤニに絞ったのは、「山形に専門店がなかったから」。手食もできるようにしたのは「山形に手食できるインド料理屋さんがなかったから」。
店内はテーブル席2つとカウンターのみ。広いお店ではありませんが、店主のインド料理への想いがたくさん詰まったお店です。
メニューはカリーとビリヤニの2種類。どちらも日替わりで内容が変わります。気になる方はインスタでメニューをご確認の上、お出かけください。
「本日のカリー」は、複数の中から好きなカリーを選べるスタイルです。1種類1,200円、2種類1,500円。取材の日はチキンカリー、チキンラーラー、ベジタブルシチューの3種類でした。すべてスパイスで味付けされていますが、辛さはテーブルにあるスパイスで自分好みに調整するか、サイドメニューの「とうがらしのアチャール」を追加オーダーすることができます。最初から辛いカリーはメニューに「辛」と表示されています。小さなお子様がいる場合は「キッズメニューも用意できますのでご相談ください」とのことです。
ごはんは、カリーもビリヤニもすべてバスマティライス(インド産の細い長いお米)を使っています。カリーの場合は、クミンライス(夏はレモンライス)か白いごはんから選べる日もあります。「選べない日もあります。その時はごめんなさい」と、店主より。写真はチキンカリーに「スパイスたまご」をプラスしたものです。
ビリヤニとは、簡単に言えば“インドの炊き込みごはん”のことです。スパイスなどで味付けされた具材と茹でたお米を何層にも重ね、密封された鍋で炊き込みます。「本日のビリヤニ」はハイデラバード式チキンダムビリヤニでした。チキンの他にも、ラムやエビなどがあります。「本日のカリー」をプラスすることもできます。
写真は「本日のビリヤニ」にチキンラーラーとベジタブルシチューを加えたものです。プレートには他にも、かぼちゃのハルワ(スイーツ)、ライタ(スパイスヨーグルトソース)、ダール(豆のスープ)、りんごのチャトニ(チャツネ)、バナナのチャトニ(チャツネ)、野菜のサブジ(副菜)がのっていて、バラエティーに富んでいます。こちらも日替わりになります。
さっそくですが、手食にチャレンジしてみます! 注文時に「手食したいです」と伝えると、フィンガーボウルやペーパータオルを用意してくれるので安心です。各テーブルには簡単な手食マニュアルが置いてあるので、まずはそれを読んでみると、初心者でも気軽に挑戦できそう。
この日はカリーもオーダーしていたので、まずはスプーンでカリーをビリヤニの真ん中にのせて混ぜ混ぜ……。初めての体験に少し緊張しましたが、意外と楽しい! 最初は部分的に混ぜていましたが、気づけばプレートの中身を全部一緒にしていました。すぐに慣れるというより、途中で吹っ切れて思いきり楽しむ感じですね。でもちゃんと美味しく、きれいに食べられましたよ。
ちなみに、ビリヤニでもカリーでも手食が可能。その日の状況にもよりますが、平日は1~2割、週末は多いときで9割ものお客様が手食を楽しむことがあるそうです。安孫子さん曰く、「お行儀よく手食する必要は全然ありません。皆さんも、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね」とのことです。
ごはんはレギュラーサイズでも十分なボリュームですが、プラス料金で大盛りにすることができます。そして内緒の話ですが(もう内緒じゃなくなりますね)、大盛りにすると、さらにおかわりすることができます! しかも、ちょっとだけカリーも追加してくれるとか。これには「美味しく楽しく、たくさん食べてもらいたい」という店主の想いが込められています。
朝早くからビリヤニを炊き、カリーを仕込み、心を込めて美味しい料理を作る安孫子さん。「お越しいただいたお客様には満足して帰っていただきたい」というその気持ちが伝わってきます。
シナモン、カルダモン、コリアンダー、ナツメグ、ブラックペッパーなどのスパイスはもちろん、オリジナル調合のガラムマサラやインド料理に欠かせないギーなど、調味料にも一切妥協がありません。それぞれの料理に詰まったこだわりは、とても書ききれません(本当にすみません!)。
オープン以来、メニューもどんどん増えているそうで、取材時は3種類だったカリーが、日によっては4種類、5種類並ぶこともあるとか。一方で、ビリヤニは約10食限定のため、早めの来店か予約をおすすめします。
「これからも、いろんなカリーやビリヤニを楽しんでもらいたい」と話す安孫子さん。忙しい中で丁寧に仕込まれたお料理の数々、次回の訪問もとても楽しみです。安孫子さん、今日はお忙しいところありがとうございました!
MENU
(※内容は2024年11月現在)
カリー
本日のカリー 1種1,200円・2種1,500円
3種からお好きなカリーを選びます
ごはん大盛り +100円
ビリヤニ
本日のビリヤニ 1,500円
カリー1種プラス 1,800円
カリー2種プラス 2,000円
ごはん大盛り +200円
サイドメニュー
スパイスたまご 100円
とうがらしのアチャール(辛味) 50円
ドリンク
ソフトドリンク 300円
コーヒー 500円
アイスコーヒー(水出し) 500円
チャイ(ホット、アイス) 500円
クラフトコーラー 500円
ラッシー 400円
お店へのアクセス
マサラ堂
〒990-2441 山形市南一番町11-16
電話番号:023-622-1919
https://ytj.jp/yorimichi/shop/252
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